恐竜も"フケ"で悩まされていた!?1250万年前のラプトルの化石から発見される

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 世界で最も古いフケが、1250万年前のラプトルの頭部と肩から発見された。

世界初の恐竜のフケは、1250万年前に生息していた、小さい羽毛の生えたラプトルの化石から発見された。

多国籍の古生物学者からなるチームは、中国で珍しい発見をした。チームは、中国北東部で白亜紀の羽毛の生えたラプトルの化石を掘り出し、世界で最も古いフケと特定されたものを見つけたのだ。

このラプトルはカラスくらいの小さいサイズのミクロラプトルであり、4つの手足全てに羽毛が生えているが、飛行能力はなかった。 古生物学者たちは化石となった遺体を丹念に調べて、ラプトルの少量の皮膚を取り出すことに成功した。

その後に、この恐竜の皮膚が、世界初の発見であると判明したのだ。 ユニバーシティ・カレッジ・コーク(アイルランドの国立大学)のマリア・マクナマラは、「これは唯一知られている化石となったフケです。」と言う。

「これまでは、恐竜がどのように脱皮するかを特定するための材料がありませんでした。」

この古代の皮膚の断片(フケ)は、科学者にとって恐竜がどのように脱皮していたかを研究する大きな手がかりとなる。

外皮を大きなシートのようにして脱皮する現代の爬虫類と違って、恐竜はフケという形で、小さい断片にして脱皮をすると考えられている。

この考古学調査については、科学誌のネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。 ネイチャーには以下のように記載されている。

「中国のジョホール生物相において、非鳥類のマニラプトル類の3匹の恐竜と、元始鳥類の中から、分子レベルで正確に保存されている化石化した皮膚が発見された。

発見された皮膚は、らせん状に巻かれたα-ケラチンの張原繊維でできた細胞骨格を正確に保存している、剥離した表皮の角質の欠片を含んでいる。

この構造により元始鳥類と非鳥類の恐竜は、現代の哺乳類や鳥類のように表皮の小さい欠片を落として脱皮していたことが分かるが、構造の違いによりこれらの白亜紀の種は、現代の鳥よりも熱への耐性が低かった可能性も示唆している。

古生物学者たちはネイチャーに、皮膚の断片は「フケのよう」であり、変わった形と大きさ、厚さであると書いている。

この小さい観察対象を拡大するために、光ではなく電子を放出する高性能な電子顕微鏡により、皮膚の超極細の写真が撮られている。

研究者チームは今回の発見の中でもとりわけ、恐竜のフケに脂肪がないことが、現代の鳥とかなり異なるものにしていると考えている。

現代の鳥は、ケラチンとくっついた脂肪の角質に豊富な皮膚を持っている。

この皮膚の特徴により、鳥は飛んでいる間に熱を余計に失わないようになっている。

このことは、古代の鳥類と爬虫類の中間にあった生物らは、体温を上げにくかったことを示している。

 

https://www.independent.co.uk/news/science/dinosaur-dandruff-study-birds-reptiles-china-microraptor-nature-a8370776.html